8月31日(土) 奈良県防災総合訓練に朝倉台自主防災会メンバーが参加しました。

8月31日、桜井市芝運動公園と体育館で奈良県防災総合訓練が実施されました。

訓練は、屋外と体育館とに分かれ、同時進行という忙しいものです。

朝倉台自主防災会は、体育館を災害避難場所と想定して「避難所開設、運営訓練」を織田校区の自治会の方々が実践するにあたり、奈良県防災士会の方々と一緒に避難者の中に紛れ込み、色々困難な課題を投げかけて実施者にその場で対応を考えて貰うという役回りです。

体育館には大勢の市民が参加してくれています。

奈良県安全・安心まちづくり推進課から避難所設営の要点などの話があります。

自主防災会のメンバーも段取りを聞きます。

坂口副会長は記録写真を撮っていますね~

訓練開始です。受付作り、各区の避難場所の区割り、色々な役割分担を区長が指示します。

さぁ、自主防災会の皆さんの出番です。

「ペットは持ち込んでも良いですか?」「はぐれた家族と連絡を取りたいのですが・・」色々と受付担当に質問を投げかけます。どう裁くのか腕の見せ所ですね。

こうして1時間ほどで訓練が終わり、見学していた荒井知事と松井市長から激励を頂き、後奈良県防災士からの講評がありました。

この時、防災士から朝倉台自主防災会の紹介がありました。

 

また、同じく体育館の反対側では桜井市社会福祉協議会のメンバーが「災害ボランティアセンター設置・運営訓練」を実施していました。

全国から駆けつける災害ボランティアの受け入れは社会福祉協議会の仕事です。これも大切な災害支援ですもんね。

一方、運動公園の方では色々な災害を想定しての救助訓練などが行われていました。

屋外では、震災を想定して土砂に埋まった車、建物が用意されてます。

奈良県の広域消防本部のレスキュー隊員達のきびきびした動作が心強いです。

建物内から被災者を救護しました~。

また、空からは奈良県防災航空隊ヘリ「やまと」が被災者を救護搬送します。

 

陸上自衛隊も横転した車両から救護活動をします。

 

また、県警機動隊と共に災害救助犬チームも出動です。

救助犬が閉じ込められた被災者を発見! 直ちに県警レスキュー隊と自衛隊が協働で負傷者を救護します。

また、空からは海上自衛隊のヘリが救難物資を搬送してきました。

直ちに地上待機していた輸送トラックに物資を乗せて搬送します。

陸海自衛隊共同作業です。頼もしいですね~

それから、ドクターヘリも登場です。医師、看護師が搭乗しており直ぐに緊急医療行為が出来るため心強いです。この辺りだと奈良医大に搬送するのでしょうか。

 

最後は航空自衛隊UH-60の登場です。想定では大福小学校付近で孤立している住民を救助する訓練です。

 

その他、災害派遣医療チーム(DMAT)がトリアージポスト及び救護所設営訓練をしたり、奈良県医師会・歯科医師会・看護師協会・薬剤師会が負傷者の救護・手当の訓練をしたり、また県警本部と一緒になってご遺体の検視訓練をしたりと盛りだくさんでした。

また、多くの企業も参加協力していただきました。感謝です。

こういう実地訓練は必要です。まずは図上訓練、それから実地訓練をして始めて不都合な部分が見え出し、その反省・改善がやがて来る本番に生かせるのです。(あまり本番は来て欲しくはないのですが・・・)

「1人でも多くの人の命を救う」という参加者の使命感には心打たれるものがあります。

最近、間違った個人主義・自由主義が蔓延し「自分さえ助かれば良い」と勘違いした獣のような人がいる世の中ですが、「人の命を救う」という人間本来の行動に出る人々が大勢いることに安心しました。まだまだ日本も大丈夫ですね。

朝倉台の自主防災会の方々もお疲れ様でした。

 

 

2019年09月03日