9月6日(金) 朝倉台の自主防災会から朝倉小全校児童の防災避難訓練見学とぼうさい教室に2名、出講しました。

9月6日(金)朝倉小学校全児童(154名)対象の防災教室に朝倉台自主防災会坂口副会長、堂本さん2名が出講しました。

教頭先生から大地震発生のアナウンスで、全児童は教室から先生の誘導で安全な校庭に粛々と避難をしていました。見事な避難の様子でした。

 

避難訓練の後は自主防災会による「ぼうさい教室」です。

まず、1年~3年生対象に、体育館に集まって貰い、避難所になる体育館での避難所生活についてお話しました。

ここで、みんなに寝転がってもらいました。「雑魚寝になる気分はどうですか?これが大災害発生当日の様子です。まだ、救援物資も何も届いていない状態です。」と坂口副会長が話を始めます。なかなかインパクトのある導入でみんな真剣に話を聞き出しました。

決して誇張ではなく、東南海大地震クラスの大地震が起これば一日二日はこの状態を覚悟した方が良いかもしれませんね。やはり普段から防災グッズを用意して持ち出せるようにしておくのが良いようです。

次は、防災クイズです。例によって東京消防庁の「みんなの防災クイズ」をお借りして子ども達にクイズを出します。

「はい、今の問題、正解は①?、②? 正解と思う方に集まって!」「人の動きにあわすんじゃないよ。自分で考えて正解と思う方に行くんだよ」と声がかかりますとみんなワ~ッと集まり出します。

坂口副会長は「はい、君はどうして、正解は1と思ったのですか?」と子ども達にその答にいたった考えを聞き出します。

これは大切な事です。子ども達に深く考えるきっかけを与えることが出来るからです。

「何となく~」という残念な言葉は出ません。みんな一生懸命考えて説明してくれました。

朝小児童は毎年、朝倉台防災訓練に約半分近く参加し、様々な防災プログラムに体験挑戦しくれていますので防災・減災についての意識は相当高いと実感しました。

さすが地元朝倉小学校の子ども達です。頼もしいです。

クイズの次は東日本大震災などで活躍した「被災地の命を救う段ボールベット」の組み立てを体験して貰いました。

テープやひも等なにも無い体育館で、簡単に組み立てができる優れものですので低学年生でも簡単に完成することができました。

 

また、今回東京消防庁制作動画「地震その時、10のポイント」「地震に対する、10の備え」を全児童に見て頂きました。

地震その時10のポイント (東京消防庁http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/bou_topic/jisin/point10.htm)

 

地震に対する10の備え(東京消防庁http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/bou_topic/jisin/sonae10.htm)

児童たちは真剣に、食い入るように画面を見つめていました。

4~6年生も、動画を見て防災を学び、段ボールベットの組み立て体験をしました。

出来上がりました。さあ、乗って堅さを体験してみましょう~

なかなか頑丈ですね。もう組み立て方は覚えたようです。もしもの時には頼りになりますね~

次は身近にある物を使っての体験訓練として、レジ袋、ネクタイやロープ、新聞紙を使っての応急手当訓練をしました。

坂口副会長と堂本さんコンビが新聞紙とネクタイを使って実演してくれます。

さあ、皆さんでやりましょう~

お、頑丈に手当てして貰いましたね~

なかなかいいんじゃないですか~。将来はナースを目指すのかな。

これで、友達の手当もばっちりだね。

田中校長先生も「素晴らしい内容のある防災・減災の学びの動画でした。子どもたちは大いに勉強になったことと思います」「実技訓練も大切ですね」と大変喜んでくださいました。

スポーツでも日頃の厳しい練習を積んでいても本番では中々力が出せないことがあります。
防災訓練の活動も同じで、日頃からの体験訓練はいくらやってもこれでいいとは限りませんね。

限られた時間内でしたが、子ども達は楽しくも真剣に取り組んでくれました。

坂口副会長と堂本さん、本当にお疲れ様でした。

 

 

 

2019年09月08日