5月の爽やかな気候の中、朝倉台自主防災会の県外研修に参加しました。
今回は、滋賀県琵琶湖畔の「水のめぐみ館アクア琵琶」で水の大切さと怖さについて勉強してきました。
集会所午前7時30分出発、43名の参加で貸し切りバスは一杯です。
まずは琵琶湖瀬田川のほとりにあります西国13番札所の石山寺に向かいました。
丁度この日、石山寺で「青鬼まつり」が催されるとのことです。
境内の近くに変わったモニュメントがあります。
実はこの地で縄文時代のしじみ貝の貝塚が発見されたそうです。
それでしじみ貝をあしらったモニュメントにしたのですね。
まだお祭りまで30分ほど時間がありましたが結構な人だかりです。
朝倉台の面々も椅子に腰掛けて待ちます。
土産物屋の軒先でも待ってます。
山門の仁王さんの横には、赤ふん姿のでかい青鬼がおられます。
平安時代の終わり頃から鎌倉時代の初め頃に、石山寺に朗澄律師(ろうちょうりっし)といわれる屈指の学僧がおられたそうで、この方が亡くなる際「自分の死後、鬼の姿となって寺の経典・聖教類を守護して降魔招福を誓う」といわれたそうです。
その故事からお祭りが続いているようです。
太鼓の音を合図に山門前に青鬼3体の登場です~。
何故か青鬼の間に挟まれるように和装の美女が・・・シュールな展開ですね。
朗澄律師さんをお慰めするため・・? う~ん、・・・です。
この青鬼、なかなか愛嬌があり踊りも踊られます。
ちょっと、可愛いですね。
あと、和太鼓の演奏があったりと楽しかったです。
次に、この石山寺の川向かいにある「アクア琵琶」に向かいました。
ここの目玉で、600ミリの豪雨体験が出来る「雨体験室」でまさかの出来事、
機械故障で豪雨体験が出来ず・・・残念
代わりに自主防災会の坂口副会長が色々と説明をされていました。
館内では昔の瀬田の洗堰の水門調整の様子を再現されていました。
4人一組で水門の調整を人力で行っていたのですね。大変な重労働です。
勿論、現在の南郷洗堰も瀬田川洗堰も機械式です。
1階の映像ホールで、京阪神地域の人々に利用されるための取り組み→「利水」や洪水の特徴や水害を防ぐための取り組み→「治水」や水環境を守るための取り組み→「環境」についてのお話や映画を見ることが出来ました。
この中で、川向こうに見えている田上山(たなかみやま)が話題になりました。別名太神山とも云われ、かつては自然林が豊富な山だったそうです。
持統天皇の飛鳥時代に藤原京造営にこの山の木が選ばれ、立派なヒノキが伐採され、木津川から明日香へと運ばれたそうです。
その後、伐採を逃れた松、シイの木が信楽・伊賀の製陶の燃料として切り倒されはげ山となってしまったのです。
あとはご想像のとおり、永年にわたって土砂災害の被害を被ってきたのでした。
上の写真を見てもわかるとおり、今は植林がされ少しは回復していますが、よく滑りまだまだ歩きにくい山だと坂口副会長が仰っていました。
自然は大切にしないと水害の元になる事がよくわかる事例ですね。
お昼は石山寺近くの洗心寮で会席料理です。
おしゃれですね~。湯葉なんて久しぶりです。
森口会長も冷酒で一杯~。
食後は、バスで一路京都へ。
京都植物園です。
ボランティアガイドの田口さん、なかなかお話しが上手です。
なかなか広い杜です。とても癒やされます。
今はバラが咲きほこってるとのことでバラ園に~
甘い香りが辺り一帯に広がります。初めての植物園でしたが凄いところです。
また、ゆっくりと訪れてみたいです。
みんなで記念撮影。
次は、リニューアルされた京都鉄道博物館。
博物館の前には新設された梅小路京都西駅があります。
鉄道ファンの聖地ですね。石炭の匂いが懐かしいです。
県外研修のバス旅行、良かったです。
企画していただきました自主防災会の中副会長、林事務局長ありがとうございました。
また、終始添乗業務をしていただきました杉田様ありがとうございました。