桜井南小全校児童の防災避難訓練見学とぼうさい教室に2名で出講してきました。
桜井南小学校(379名)の避難訓練が最初にありました。
私語もなく、静かに、速やかに整然と全児童が校庭に避難していました。
校長先生から、避難訓練の行動はよくできていました、と好評があり、9月1日の防災の日についてのお話もありました。
みんな統率がとれており、立派な避難訓練でした。
避難訓練後は体育館に移動して「ぼうさい教室」です。朝倉台自主防災会坂口副会長と堂本さんコンビで息の合った実践講話がありました。
東京消防庁制作の防災クイズをお借りしてパワーポイントで行いました。
体育館の真ん中にロープが敷いてあります。坂口副会長が「はい、今の問題、どちらが正しいと思いますか~? ロープの右側か左側、①か②どちらか正しいと思う方に動いてください。
他人の動きではなくて、自分んで考えて移動してください!」と声をかけますと、最初は友達の動きに合わせて様子見をしていた子ども達が、終いには自らの意思で答と思う方向に素早く移動するようになりました。
この様子を見てグリム童話の「ハーメルンの笛吹き男」を思い出しました。
笛吹き男の笛の音に130人もの村の子ども達がついて行き、ついに帰ってこなかったという伝説です。ある意味、甘言にだまされる集団心理の怖さを教えているともとれます。
「いざ災害」の時は自己判断が生死を分ける場合があります。「周りに流されない、自分で考える」という癖付けは大切ですね。
特に日本人は農耕民族のDNAを色濃く引き継いでいますので「協調性」が高いです。
ただ、これは厳しい見方をしますと「他人の目を気にするあまり自分の意見を考えない」という一歩間違えれば全滅~という危険性をはらんでいますね。
協調性と自立のバランスが大事ですね。
次は、4~6年生の高学年生による「暖段はこベット組み立て体験」と「レジ袋、新聞紙、ネクタイ等身近な物を使って応急手当体験」の訓練です。
児童の皆さんが今日学んだことを家に持ち帰り、家族で共有して頂ければ幸いですね。
坂口副会長・堂本さん、暑い中お疲れ様でした。