2月16日(日) 桜井市防災講演会を聴講に行きました。

2月16日(日)桜井市防災講演会が市・図書館で開催され朝倉台自主防災会の面々が聴講に行きました。

最初に松井市長のご挨拶です。

今回は、宮城県仙台市から自身も東日本大震災を経験され、防災・減災危機管理アドバイザーで、YY防災ネットワーク代表の、吉田亮一氏です。
演題は、『地域防災とは・東日本大震災あの日あの時』です。

 

吉田氏は、、いつ起こるかわからない自然災害の備えとして、平成18年から地域で防災訓練を実施して東日本大震災で、その訓練がかなり役に立ったそうで、体験現場から、日頃からの備えはどうあるべきか?をお話しされました。

特に、自主防災会のあり方として

・自主防災会は、1~2年で役員が交代する自治会役員兼務ではだめ、地域を守る、強い意志が最も大事で形だけの町会長などが兼務するような防災会組織ではだめだ。 

・昼間の大地震となると高齢者、女性、地元学校に通学している中学生がやらねばならない 中学生は給食をしているから炊き出しは上手で、体育館内でのマット敷きなどうまい

・枕元には6点セットを置いておくこと 靴、靴下、防犯ブザー、ヘッドライト、携帯ラジオ、入れ物の袋(ザック)を常備しておくこと。

と話されておりました。

このお話を聞き、参加していた朝倉台自主防災会の、森口会長、坂口副会長、河井氏の3名は、「普段私たちがやっていることは間違いがなかったですね~との声が・・・

最後の質問コーナーで坂口副会長が

・東北の人たちは、もうあのような大きな地震はこないだろうと、住民が防災訓練に積極的に参加しないと新聞で読んだことがあるがいかがですか?
・地元の小学校の体育館避難所の収容能力463名しか入れない。地域の住民の数は4,000名ほどいる。昔の家は倒壊しやすいが昭和の後半からの家は耐震構造になっているので避難所に行かないで、できるだけ家かガレージ等で対応しないといけないと思うがどうですか?

などと鋭い質問をされておられました。

朝倉台自主防災会のレベルもすごい水準ですね。

他の聴講に来られた防災関係者の皆様にもよい刺激になったと思います。

 

2020年02月17日