10月26日(土) 盛春クラブハイキングで大淀町に行きました。

朝倉台盛春クラブでは、10月26日(土)大淀町役場主催行事の「秋のフリーハイキング~
木漏れ日あふれる里山と大淀遺産をたずねて~」に参加、約9キロのコースを踏破しました。

まず、近鉄吉野口駅前で受付を済ませました。今回の参加者は21名です。

スタート後約1Kmで権現堂古墳に到着です。同古墳は県教委指定の史跡で玄室5.5m、幅約5m、高さ2.3mの大きさで6世紀前半に築造されたようです。

山道をしばらく行くと吉野川分水・東西分水工に到着。

吉野川分水は大和平野の農地を潤す農業用水で、下渕頭首工で取水された水はここで東西に分かれ、東は奈良市、西は王寺町まで流れていると係員の説明を受けました。

桜井では安部小学校横から県立奈良情報商業高校(旧桜井商業高校)を通って奈良市方向へ北上しています。(ほとんどトンネルですが・・・)

急な山道を森林浴を楽しみながらウオークですが、前日の豪雨で足下は少し悪いので注意です。

雨乞いの井戸です。夏の日照りが続いたとき、村人は歌を歌いながら雨乞いをした場所とされております。大日如来が胡坐をかいて座っていたとされ、ここの泥水を大日堂の屋根にかけるとその泥を洗い流すため大日如来が雨を降らせたと言い伝えられています。昔は日照りが多かったのでしょうね~。今は逆に記録的豪雨が多いですが・・・(^_^;

大和盆地を一望です。遠く畝傍山、耳成山、香久山、三輪山等が見渡すことが出来、ビュースポットです。写真は少しボケボケで申し訳ありません。雰囲気だけお察しください。

石神古墳です。奈良ロイヤルゴルフクラブ横にあります。

県指定の文化財で吉野連山を見渡す丘陵頂頭に築かれた円墳で、全長10mの横穴式石室が南に向かって開口しています。橿原考研では7世紀前半の古墳とされ、丁度朝倉台西の忍阪区にある第34代舒明天皇が即位した辺りですね。その頃、力を誇っていた豪族の墓ですね。

大日堂に到着。この大日堂の前で雨乞い行事が行われたと伝えられています。

ご本尊は木造の大日如来坐像です。

以上の史跡を見物しながら鉾立コミュニティセンターで昼食、午後12時30分に同コミュニティセンターを出発、約2時間かけゴールの道の駅吉野路大淀センターに到着、暫時休憩後同所で解散しました。

9キロの道のりでしたが、結構アップダウンがあり健脚向きのコースでしたが、全員無事踏破し、「踏破証」をいただきました。
吉野の自然と歴史を満喫した一日でした。(渡真利)

 

2019年10月28日